受験生を追い詰める!家族のNG言動はこれだ モチベーション継続はこんなに難しい

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受験シーズンを乗り切るために必要な心得とは(写真:KAORU / PIXTA)

大学入試センター試験が終わり、一喜一憂している間に、今度は主要私立大一般入試、国公立大学の2次試験などが近づいてきました。受験生にとっても、支える家族にとっても、いちばん厳しい時期の到来です。

この時期は、インフルエンザなどに罹患しないよう体調を整えることはもちろん、実力をフルに発揮するためにメンタル面を再強化しておくことも重要。今日は、そんな今を乗り切るための、ちょっとしたコツをお伝えできればと思います。

センター試験「これなら大丈夫」も危険!

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まずはセンター試験、思いどおりに実力が出せた人、出せなかった人、どちらの場合も、ある意味”危険”なのです。なぜなら、A判定でも不合格になることはありますし、DやE判定でも合格する可能性があるからです。「もう大丈夫」「もうダメだ」。この両方の気持ちが、命取りになる可能性を含んでいます。

国公立受験の場合で考えても、足切りに合わなければスタートラインはほぼ同じ。このあたりのことは受験生自身がいちばんわかっていると思いますが、2次試験、さらに後期試験までの期間や、ここから先実際に勉強に充てられる時間は、まだけっこう残っています。

ですから、まずセンター試験は「通過点」とだけ受け止め、モチベーションを下げないように心掛けることが重要です。

この期間、大きな影響力を持つのが、身近な家族からのひと言。結果に関してとやかく言うのは控えるのが得策です。「これじゃあ無理だね」はもちろん、「これで大丈夫だね」もダメです。結果に対する評価は避け、無事に受験できたことを労いつつ、次への励ましを行っていただきたいと思います。

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