手痛い大人の失恋は、こうして「過去」になる

二股交際、震災離別を乗り超えた「晩婚さん」

手痛い大人の失恋から立ち直った「晩婚さん」を取り上げます(イラスト:堀江篤史)

結婚を考えていた恋人に去られて2週間後に、現在の結婚相手を見つけた女性がいる。東京郊外で専業主婦をしている遠藤和美さん(仮名、39歳)だ。前の恋人と別れたきっかけは東日本大震災だったらしい。「震災婚」ならぬ「震災離別」である。

予約をしているインドネシア料理店に現れた和美さんはすらりと背が高く、それでいて柔らかで女性的な風貌をしている。食べることが何より好きらしい。エスニック料理でのランチを喜んでくれた。

彼氏の「二股交際」に悩んだ20代

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美人で明るい印象を受ける和美さんだが、よき夫との間に2歳の息子がいる今でも「結婚する予定の恋人からフラれる夢」でうなされることがあるという。派遣社員として働いていた20代後半に遡って話を聞くことにした。

「2歳年上の男性と3年間ぐらい付き合っていました。連絡をまめにくれるし、サプライズのプレゼントをしてくれるし、いろんなところに連れて行ってくれる人です。でも、しばらくしたら私とは別に、長く付き合ってきた彼女がいることがわかりました。彼女は私の存在を知りません。辛くて悔しかったけど別れられませんでした。

彼よりいい人を探すんだ、と思って合コンやお見合いパーティに行ってみたら、なぜかモテ期が来たんです。すぐに告白されたり……。でも、彼よりもいい人は見つけられず、せっかくのモテ期を生かすことはできませんでした」

20代半ばから後半にかけていわゆる「モテ期」を迎える女性は多い。学生気分はすっかり抜け、余裕を持って働き遊んでいる男性に魅力を感じ、結婚を意識する頃でもある。ここで気を付けたいのは、「30歳前後で急にモテ始めて、調子に乗って非道なことをしてしまう男性」である。和美さんのかつての恋人はその典型例だと思う。

結婚を匂わせて二股、三股の恋愛を試みるような男性は、表面的なコミュニケーション能力だけは向上していく。女性慣れをしているのだ。

次ページ二股男と別れ、今度は外国人と付き合うが…
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