その一言で大混乱!注意したい「メール英文」

並び順だけでここまで意味が変わる

少しの単語違いでまったく別の意味になってしまう、注意したい英文メールを解説します(写真:Rina / PIXTA)
「英語公用語化」を推し進める楽天など、多くの企業研修の場でビジネスパーソンに英語を教えてきた英会話イーオンの人気講師、箱田勝良氏。これまで約1万人に教えた経験から、多くの人に共通する「弱点」が見えてきたといいます。今回のテーマは、注意したい「メール英文」です。

 

みなさんは、英語のスピーキングとライティング、どちらの方が難しいと感じますか。瞬間的に考えて答えなければいけない「スピーキングの方が難しい」という方が多いでしょうか。

確かにライティングは辞書を引いたり、時間をかけて見直したりすることができますので、即答力が求められるスピーキングの方がつらいですよね。

でも筆者は、実はライティングの方がハードルは高いのではないかと感じることがあります。スピーキングでは、コミュニケーションが取れれば、細かい間違いはそれほど気になりません。その場で聞き直すこともできますし、表情や身振りで伝えることもできます。

それに対して、ライティングではすべての間違いが目に見えてしまいますし、形としても残ってしまいます。粗が目立ってしまいますので、スピーキングよりも丁寧さが求められると思うのです。基本的に一方的に伝えていく形のコミュニケーションですので、相手が誤解しないように、より気を遣わなければなりません。もちろんメールやチャットであれば、スピーキングと同じような形でコミュニケーションが取れることもありますけれど。

今回は筆者が実際にメールで見た英語の間違いを紹介していきます。スピーキングにも増して、ニュアンスの違いなどは気を遣ってください。今回取り上げる間違いは、もちろん会話でも気をつけてほしい間違いでもありますので、英文メールを書かないという方も、ぜひ読んでみてください。

急な出張とスピーチ原稿

この連載の過去記事はこちら

短期間ではありましたが、ある電子部品メーカーの役員タロウさんのマンツーマンレッスンを、同僚のジェーンと2人で交互に担当していたことがあります。通常の会話レッスン以外に、タロウさんの英語のスピーチやプレゼンテーションの準備をお手伝いすることが数回ありました。

ある日、筆者とジェーン宛てにタロウさんからメールが届きました。急に翌週インドに出張になったので、レッスンをキャンセルしたいとのこと。でも、どうしても準備していかなくてはいけないスピーチがあり、レッスンはないけれども、スピーチだけ添削してもらえないかという依頼でした。

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