日本の梅雨とヒマラヤ山脈の意外すぎる関係 この薀蓄100章は思わず話したくなる

✎ 1〜 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 21 ✎ 最新
拡大
縮小

81. ネコのヒマラヤンは、ペルシャネコとシャムネコを交配して作出された長毛種。ヒマラヤがペルシャとシャムの中間点ということからその名がついたという説がある

82. また被毛の色や模様がヒマラヤウサギに似ていたことが名前の由来ともされる

83. 1951年英国のエリック・トンプソンがエベレスト偵察の際、雪面に長さ30㎝、幅13㎝の足跡を発見し、雪男の存在の可能性に注目が集まった

84. ヒマラヤの雪男「イエティ」は何度も捜索隊が編成されたが、決定的な証拠を見つけた者はまだいない

ダージリン・トイトレインの愛称で親しまれている(写真 : mis-masaru / PIXTA)

85. インドのダージリン・ヒマラヤ鉄道は世界最古の山岳鉄道として1999年に世界遺産に登録された

86. ヒマラヤで行なわれる過酷なMTB10日間ステージレース「ヤックアタック」。競技中の走行距離400㎞、最高高度約5400m、トータル標高差12000m、気温は-20℃~40℃

87. 「ヤックアタック」上位入賞者のほとんどをネパール人が占めるなか2014年大会では日本人選手が準優勝

88. 『ヒマラヤ 運命の山』は1970年のヒマラヤ山脈ナンガパルバット(8125m)ルバール壁の初登攀を果たしたメスナーの目線で描かれた本格山岳映画

89. 仏教の開祖、釈迦(ゴータマ・シッダルタ)はヒマラヤ山脈のルンビニ(ネパール南部)で生誕。ルンビニは世界遺産となっている

90. ヒマラヤ山脈の麓にあるロンボク寺は紅教のラマ僧に築かれたもので、世界で最も高い場所にある寺院

断崖絶壁でハチミツを採取するハニーハンター

91. ヒマラヤの秘境に咲く幻の花ブルーポピー。「ヒマラヤの青いケシ」として日本でも六甲高山植物園で栽培され、5月中旬~6月初旬頃に開花が見られる

92. ヒマラヤに生息する「ヒマラヤオオミツバチ」は、成長すると体長3㎝にも達する世界最大のミツバチ

93. ヒマラヤオオミツバチが標高2500~3000mの断崖絶壁に作るハチの巣のハチミツを採取するハニーハンターが存在する

94. 日本で本格的なネパール料理が供されるレストラン『クンビラ』(東京・恵比寿)。丸鶏をヒマラヤから直輸入した高山ハーブで煮込む「ヒマラヤ鍋」が人気メニュー

95. デリー大学の調査によると、1970年からの30年間でインド・ヒマラヤ地域の森林の15%が失われた

96. 地球温暖化によりヒマラヤの氷河が溶け、その影響でガンジス川が干上がってしまうと警告する専門家もいる

97. エベレストと富士山は、ゴミや温暖化対策など共通の問題への取り組みで「姉妹山提携」をしている

98. 2014年ネパール政府はエベレスト登山者に対し下山時にゴミ8kgを持って降りることを義務づける規則を導入

99. ネパール周辺は世界有数の地震多発地域である

100. 2015年4月25日に発生したマグニチュード8.7の地震とその余震による死者は8700人を超える。また地震によりエベレストで大規模雪崩が発生し登山客18人が死亡

(文:森谷 美香/モノ・マガジン編集部)

参考文献・HP/『ヒマラヤ探検史』(東洋書林)、『現代ヒマラヤ登攀史』(山と溪谷社)、『地球の歩き方 ネパールとヒマラヤトレッキング』(ダイヤモンド社)、ほか関連サイト

 

モノ・マガジン編集部

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

『モノ・マガジン』はワールドフォトプレス社が発行するモノ情報誌。原則、隔週で発行している。公式サイトhttp://www.monomagazine.com/

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT