「おみくじ」の真実をどれだけ知っていますか

思わず話したくなる蘊蓄100章

初詣でひくことが多いおみくじのこと、どのくらい知っていますか?(写真 : tsuppy / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「おみくじ」。初詣で引き当てた今年の運勢が思い浮かんだあなたは、おみくじについてどれだけのことを知っていますか。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

この連載の一覧はこちら

01 おみくじは神社仏閣で吉凶を占うために行なう籤(くじ)

02 「みくじ」とは「くじ」に尊敬・丁寧を表す接頭辞「御(み)」がついたもの

03 おみくじの「お」と「み」はともに接頭語

04 おみくじを漢字で書くと「御御籤」となる

05 「御神籤」「御仏籤」とも書く。みを「神」「仏」と書くのは当て字である

06 「くじ」の語源は、「串」(串のような棒状のものを使うため)、「公事」(公のことを決めるのに使ったため)、「奇し」など諸説ある

07 「くじ」という言葉が文献に登場するのは平安時代末期

08 鎌倉時代には、神仏の霊威を意識したものは「御鬮(みくじ)」、それ以外の日常的なものは「鬮、孔子(くじ)」と呼び分けていたとみられる

09 おみくじの単位は「折」

10 おみくじは、筒から竹串を1本振り出して取り、番号と照らし合わせて吉凶を占う形式が一般的

明智光秀は「本能寺の変」の勝運をおみくじで占った?

モノ・マガジン2月2日号(1月16日発売)特集は『バス活用術』『攻めの花粉症作戦!』『今こそカラー眼鏡』などです。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

11 日本では古来より国の祭政に関する重要な事柄を決める際、くじをひいて神慮を仰ぐ方法が用いられた

 

12 『増鏡』には1242年鶴岡八幡宮で後継天皇を決めるのにくじが引かれ後嵯峨天皇が即位したとの記述がある

13 戦国武将がくじにより戦い方を決めていたという記録もあり、明智光秀も本能寺の変の前日に愛宕山でくじを引いて勝運を占ったと伝えられている

14 比叡山の元三大師堂はおみくじの元祖として知られ、その門前に「おみくじ発祥之地」と刻まれた石碑がある

15 現在の形式のおみくじは、この元三大師堂の「元三大師百籤」が直接の起源とされる

16 「元三大師百籤」は延暦12年(912年)に天台宗延暦寺の高僧である良源(元三大師)が五言四句の漢詩百詩で運勢や吉凶を表したもの

17 「元三大師百籤」のルーツは中国から伝わった「天竺霊籤」と考えられている

18 「元三大師百籤」は箱の中の100本の棒(くじ)から1本を取り出し、それに記された番号に対応する五言四句の漢詩によって吉凶を占うもの

19 「元三大師百籤」では100本中に大吉16本、吉35本、その他の吉19本、凶30本という割合が決まっていた

20 「元三大師百籤」は、江戸時代初期に天海(慈眼大師)とその弟子によって広まった

次ページおみくじの縁起の良い順番は?
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。