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早急に海底活断層評価を、地震学の専門家が警鐘

能登半島地震で隆起した石川県珠洲市の海岸(筆者撮影)
政府の地震調査研究推進本部が示した長期評価対象の主要活断層。能登半島北部は空白になっている(出所:地震調査研究推進本部「主要活断層帯の概略位置図」)
遠田晋次/東北大学災害科学国際研究所教授。電力中央研究所研究員、東京大学地震研究所助手、産業技術総合研究所活断層研究センター研究員、京都大学防災研究所准教授を経て、2012年より現職。政府の地震調査研究推進本部「内陸で発生する地震の調査観測に関する検討ワーキンググループ」構成員も務める。著書に『連鎖する大地震』『活断層地震はどこまで予測できるか』。
国土交通省が2014年に発表した「日本海における大規模地震に関する調査検討会報告書」に掲載された津波断層モデルの位置図。能登半島沖にも断層モデルが設定されている(出所:国土交通省「日本海における大規模地震に関する調査検討会報告書・図表集)
2024年1月1日に発生した能登半島地震は地震の規模や建物被害の大きさから、専門家の間でも驚きをもって受…