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堀江貴文「忖度ほど危険なものはないと思う訳」 「人の気持ちがわかる」なんて大きなおごり

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ぼくにだって、人のやさしさや配慮が身に染みた経験はたくさんある。事件で拘置所にいたとき、マスコミからボコボコに叩かれていたぼくのところに、ライブドアの社員たちが「寄せ書き」を持ってきてくれたことがあった。

その中には、それまで随分と厳しい注文をつけたり、人前で罵倒したりしてきた社員の名前もあったが、彼らの「頑張ってください」「信じています」という手書き文字を見た瞬間、涙が止まらなくなった。

また、ぼくにとって「動き回る」のを制限される拘置所という空間は、地獄そのものだった。何もせずにじっとしていると、頭がおかしくなりそうになる。

なかなか眠れずに、悶々として寝返りを打っていたある夜、1人の刑務官がぼくの独房の外までやってきて、「大丈夫? ぼくでよければ話し相手になるよ」と扉越しに声をかけてくれたことがあった。彼の言葉にどれだけ救われたことか……。

あくまでも基準にするべきは「時間」

確かに世の中には、人の気持ちを読み取って行動に移せる人がいる。しかしぼくは、それと同じくらいたくさん人に裏切られたり、ダマされたりしてきた。ぼく以上に人の気持ちがわからない人間がたくさんいるのも知っている。

それなら、人は「自分の幸せ」のことしか考えられないと思っておいたほうがいい。他人がどんな思いをしているのかなんて、本質的には知りようがないのだ

『時間革命 1秒もムダに生きるな』(朝日新聞出版)
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いまだにぼくも、よくわからないことで人を怒らせてしまったり、人の行動がまったく理解できなかったりする。たぶん知らないうちに、たくさんの人をイヤな気分にさせてもいるのだろう。

だから、人の感情なんて不確かなものを基準に行動を決めるのは、やめたほうがいいあくまでも基準にするべきは「時間」だ。あなたのアクションによって、他人の時間が減らないなら、何も気にすることはない。やりたいようにやればいい。

ぼくが反ワクチン主義者だとか、なんちゃってヴィーガンたちをぶっ叩いて、「予防医療」を普及させようとしているのは、それがみんなの時間(=人生)を増やすことにつながると確信しているからだ。

たとえ一部の人の感情を逆なですることになっても、それが結果的に人々の「時間」を増やすなら、かまう必要なんてない。「自分の時間」を全力で生きればいいのだ。

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