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男の子の才能を伸ばす親はあえて「放置」する 本人のこだわりの邪魔をしていませんか

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  • 百枝 義雄 吉祥寺こどもの家園長、モンテッソーリ ラ・パーチェ トレーニングコース代表
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しかし、この頃のお手伝いは、失敗ばかり! 親の仕事を増やすのが普通です。ですから忙しい親御さんたちは「自分でしたほうが早い」とばかりに、子どもの「手伝う」という申し出を断ってしまいます。

将来社会で活躍する準備になる

会社から飛び出し、保育園に息子をお迎えして、スーパーに寄って、必死に夕飯の支度をしているときに、3歳の息子に「僕も、ご飯つくる〜」と言われたら、誰だって断りたくなります(笑)。それでも、させたほうがいいのです。レタスをちぎる、玉ねぎをむくといった簡単なことでいいので、「お手伝いをしたい」と言ったときには、必ず何かさせてあげましょう。大切なのは、お手伝いそのものよりも、子どもの「お手伝いをしたい」という気持ちを育てることだからです。

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家庭というのは、社会の中のいちばん小さな構成単位です。ここで活躍できなければ、社会にでて活躍することなどできるはずがないのです。まずは、家庭のなかで家族の一員として活躍することが、将来社会で活躍する準備となるのです。

「お手伝いをしたい」という気持ちを無視し続けていると、子どもは「お手伝いはしなくていいものなのだ」と学んでしまいます。「できるようになった」ときには、「したい」という気持ち自体が失われているかもしれません。中学生の息子さんに料理を教えるより、3歳の息子さんに教えるほうが、ずっとスムーズ。「そのうちに」と思っていると、その時は永遠にやって来ないかも。

子どもが、自分からやりたがっている時が絶好のチャンスです。ひと踏ん張りしてこの機会を活かし、自分の力を人の役に立てる喜びを、ぜひ味わわせてあげてください。お子さんの人生を明るく照らす宝になるはずです。

(構成:黒坂真由子)

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