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会話でスベり知らずの人の「フォロー言葉」 ピンチを乗り切る3つのコツ

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  • 鈴木 あきえ 「王様のブランチ」歴10年のリポーター
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こんな場合、両方のいいとこ取りをするのは難しいかもしれません。先輩に嫌われてもいいから自分の評価を取るか、それとも、自分の評価が落ちてもいいから先輩との関係を取るか。または、嫌な仕事でも受けるか、カドが立ってもきっぱりと断るか。どちらかに決めなければならないと思います。

伝え方で解決できないピンチのときには「天秤ノート」

こんなとき、私が実践しているのが「天秤(てんびん)ノート」です。

「天秤ノート」のつけ方は簡単。まず、ノートの真ん中に線を1本書いて、やるか迷っていることのメリットとデメリットをそれぞれ書き出します。このノートは人に見せるものではないので、とにかく、どんな細かいことでもいいので思いつくかぎり箇条書きで書き出します。

やりたくない仕事について考える場合なら、どうしてイヤなのか、絶対に無理なのか、これがクリアになったらやれるという解決策はないのか、などを書き出していきます。

そして、もうこれ以上書くことがないと思ったときに、その箇条書きを眺めながら、自分にとってどうでもいい小さなことから消していきます。「これはどっちでもいいかも」と思えるようなものを、1つ消し、2つ消していくと、最後に大きなことが1、2個ずつだけ残ります。それを見比べたときに、「この2つだったら、こっちを選ぼう」といったように、自分の気持ちがクリアになります。

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自分の思いは、頭で考えているだけよりも、文字にするほうがすっきりと納得できるものです。

自分の本当の気持ちを確認でき、どちらを選ぶか結論が出たら、正直に伝えます。たとえ「仕事を断る」ことでカドが立ってしまったとしても、自分が選んで決めたことなので納得感が高く、「やっぱりああすればよかったかな」「こうするべきだったかな」という後悔も少なくなります。

以上、スベったときやピンチに陥ったときのコツをご紹介しましたが、コミュニケーションは小さなことの積み重ねだと実感しています。これらのコツをぜひ、ビジネスの場でも活用してみてくださいね。

(構成:山岸美夕紀)

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