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ゲームチェンジの時代。“面白い”人が生き抜く テクノロジーの伸長で様変わりする
ビジネスの世界で生き残る人材とは?

  • 制作:東洋経済企画広告制作チーム
ビジネスを取り巻く環境が大きく変わろうとしている。テクノロジーの伸長によりこれまで以上に膨大且つ多様なデータを分析することが可能となり、データから得られた示唆をビジネスへ活用する動きは加速している。今後のビジネスはどのように変化していくのか。またそうした激動の時代に活躍できる人材に求められる素養とは。システムにまつわるあらゆるサービスの提供を行うアクセンチュア最大の組織、テクノロジー コンサルティング本部で統括本部長を務める土居高廣氏に話を聞いた。

システム処理能力の大幅な向上により
ビジネスの「ゲームチェンジ」が進行する

土居 高廣/アクセンチュア株式会社 執行役員
テクノロジー コンサルティング本部 統括本部長
IT戦略の立案からソリューションの提案、保守・運用のスキーム設計に至るまで、システムが安定稼働を迎えるまでのあらゆる側面において現場における陣頭指揮を執る。

—今日のビジネスにおけるトレンドをどのように分析されていますか?

アクセンチュアでは2013年から「全てのビジネスがデジタルに移行し、“破壊的”なまでの変化が進行する」と今世紀のパラダイムシフトの幕開けを説き、各業界のキープレーヤーであるお客さま企業の変革をリードしています。あらゆるビジネスがデジタル・テクノロジーをベースに成り立っていく。あるいはこれらを活用してビジネス展開していくことが必然になっていく。こうした背景にあるのは、言うまでもなくシステムの処理能力の大幅な向上です。システムの処理能力が上がったことで、これまで集められなかったさまざまなデータを解析して事業に活用できるようになった。例えば小売りでは店舗に設置されたカメラのデータから、お客さまがどのように店内を滞留したか、行動を数値化できるようになりました。また近年ではIoTが注目を集めていますが、センサー技術の向上はこれまで以上に膨大且つ多様なデータを収集することを可能にしました。今後はこうしたビッグデータをどのように活用していくかがビジネスの競争優位の源泉になりうる。テクノロジーが変わったことで、ビジネスもそれを活用した新しい局面へと加速度的に向かい始めています。

—ビジネスにおける「ゲームチェンジ」がコンサルティング業界に与える影響は?

IT業界のコンサルティングはお客さまの変革を支援するビジネス。そして変わらなければならないのは私たちも同様です。以前のITコンサルが行っていたのは企業の経営や業務の最適化、例えばもの作りのリードタイムを短縮したり、システムの運用コストを下げる、あるいはオートメーション化を推し進めるといったものが主流でした。しかし現在ではお客さまの求めるものが売上を伸ばすことや新しいビジネスを創出することへと変化してきている。私たちもそこにどうお役立ちできるかを考えていかなければいけません。

競争のスピードは激しさを増し、従前には存在しなかった新たなビジネスモデルが展開されている。そうした環境下でお客さまのビジネスを先導していくには、企画をして計画してからものを作って展開するという従来では別個に分かれていたフェーズを、同時並行で行っていく必要があります。考えながら走るようにPDCAサイクルを回し続けることがコンサルファームには求められていく。幸いなことにアクセンチュアは総合コンサルファームとして戦略を練る部隊からビジネスコンサルティング、ITコンサルティング、ソリューション開発、そして各種業務の運用を担う部門まで一気通貫でそろう、世界最大規模の組織を構築してきました。今後は、部門や国境を越えた有機連携のさらなる強化により、時代を先取るスピード感をもって価値を生み出していくことが一層求められていくことでしょう。

今後のビジネスを牽引していくために
アクセンチュアの推し進める改革とは?

—テクノロジー部門の組織改革について教えてください。

大きく3つのテーマがあります。一つ目はインダストリー・スペシャライゼーション、業界特化です。これだけ変化のスピードが激しい中では、特定の業界の課題を熟知して精度の高い仮説を持っておく必要がある。そこでアクセンチュアでは昨年、それぞれの業界にスペシャリティを持っているメンバーをテクノロジー部門へ大異動させ、テクノロジー コンサルティング本部の組織を大幅に強化しました。

二つ目はコネクティッド。さまざまな新しいテクノロジーが存在する中で、それらをどのようにうまく組み合わせるかが重要になっています。またお客さまが既に持っているシステムや資産といかにつなぐかということも大切です。そうした背景からアクセンチュアでは日本メンバーの多くを新しいテクノロジーの担当へとシフトさせ、従来のテクノロジーを扱う業務は中国やフィリピンといった拠点へと移動させています。従来のテクノロジーを知っているメンバーと新しいテクノロジーを知っているメンバーを融合させていく。さらに新しいテクノロジーという観点からは、オープンイノベーションにおける日本の中核を目指すべく、「アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ」を立ち上げました。国内外のスタートアップ企業の技術、アイデアの集積から、それらを活用した新規事業の創出支援、さらには地域市民を巻き込んだ地域課題の特定・解決まで、企業の成長や社会の課題解決に貢献する、オープンイノベーションを生み出す幅広い活動を集約させた新組織です。

三つ目はリキッド。ソリューションの流動性を高めていくことを意味しています。開発スピードを上げるためにオートメーション化を進めたり、東京 勝どきにアクセンチュアの知を集約したソリューションセンターを開設し、エキスパートによる複数案件対応を可能とするOne to manyモデルを推進しています。

—組織体制の他にアクセンチュアが行っている改革とは?

社内ではSIという用語を廃止して、代わりにSIとAOを組み合わせた「アプリケーション・サービス」という言葉を使うようになっています。この言葉には私たちの意思が込められている。これまでのようにモノを構築し、役務を提供するというビジネスモデルから、ITサービスを提供し、使った分だけお金を払っていただく「コンサンプション・モデル」へ変化していこうというアクセンチュアの覚悟です。トップラインを伸ばしていこうというときに、お客さまはこのビジネスが本当に伸びるのか不安を感じているはずです。そこでアクセンチュアもリスクをとり、お客さまと同じ船に乗って一緒にこいでいく。これは従来のコンサルティング業界では考えられない大きな決断ですが、そこに転換していくことでお客さまに本当に必要とされる役割を果たすことができると考えています。

変化を楽しめる人材に広がるチャンス
アクセンチュアでは次代を担う仲間を募集中

—これからの時代を生き残る人材に必要な素養とは?

こうした変化の激しい時代なので、常にアンテナを高くして新しいテクノロジーを面白がることができる、変化を楽しむことができる人材が活躍できるチャンスが確実に広がっていると思います。変化に対応していくことは大変に労力のかかることですが、その中であらゆることに興味を持ち、楽しみを見つけていけるのも立派な才能です。あとはITの人材もビジネスに関心を持ち、お客さまのプロセスを理解することも重要です。とはいえアクセンチュアはチームとしてコラボレーションしながら仕事を進める会社。1人で何でもこなすことができるスーパーマンである必要はありません。性別や国籍の別なく、心をオープンにして周囲とコミュニケーションを密に取っていける人材を求めています。

—最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

お客さまのコンサルティング業界に求める期待値が非常に高まる中、それを担える人材を育成していくことは私たちにとって大きな使命の一つです。アクセンチュアではグローバル全体で980億円以上(2015年度実績)を人材育成に投資するなど、トレーニングカリキュラムを多く準備しています。入社後、一流の人材へ育てるための手厚いサポートがあるため、現在の能力はあまり気にする必要はありません。男女共に少しでもIT業界に興味のある方にはアクセンチュアの門を叩いて頂き、テクノロジーやビジネスの最前線で一緒に切磋琢磨して欲しいと思います。