この統計結果を批判する理由としては(1)2026年1~3月の1四半期のみのデータであり、長期的・定常的なデータではない(2)膨大な計算能力を消費する大規模モデルのトレーニング結果などは顧客ユーザー向けには出力されないため、このトークン消費比率の計算対象から除外されている――といった点が指摘されている。
現時点では、中国国内におけるトークン消費の用途別内訳について、高い信頼性を持つ第三者機関によるデータは存在していない。
ショート動画の9割以上がAI生成
2月にリリースされた動画生成AIモデル「Seedance 2.0」は、AI動画制作の生産性を飛躍的に高めたことで、中国のショート動画業界を一変させた。現在、市場に出回っているショート動画の大半は、AIによって直接生成されるようになっている。
中国ネット視聴協会によると、2026年第1四半期には業界全体で約12万8000本のショート動画やショートドラマが公開され、そのうちAI生成によるものが約12万2000本で、全体の95%以上を占めた。第2四半期には国内でAIショートドラマが15万3000本公開され、前四半期に比べ3万1000本増加した。この結果、1~6月期に生成された動画は1日平均1519本に達したことになる。
とはいえ中国政府は少子高齢化への対応策としてAIやロボットによる省力化、生産性向上に期待を寄せてきた。もっぱら娯楽コンテンツの大量生成にAIが使われている現状は、こうした政府の方針に沿っているとは言いがたいだろう。
(財新記者:関聡)
※中国語原文の配信は10月19日


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