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ビジネス #自動車最前線

滞空時間6秒、公道不可の「ロケット」モデル——テスラの《空飛ぶクルマ》は商機を生むか

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コールドガス・スラスターにより6秒間の浮上が可能(写真:Tesla)
コールドガス・スラスターにより6秒間の浮上が可能(写真:Tesla)
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「SpaceXの追加コンポーネントにより、そのロードパフォーマンスを革新的な体験へと進化させることができます」

スペースXは、読者は先刻ご存じのように、イーロン・マスクが立ち上げたロケット会社である。

24年には、アメリカの衛星打ち上げの95%以上をスペースXが担ったという。数でいうと1万基を超えるそうだ(『世界』2026年11月号「イーロン・マスクは世界を手に入れた」より)。

空を飛ばす「コールドガス・スラスター」

衛星打ち上げのロケット技術をスポーツカーのために使ったと喧伝されるのが、今回のロードスター。そこにそなわる推進装置は、コールドガス(窒素という説も)スラスターだ。

車体下部に4つ、側面に6つ。上昇と下降と、車体を安定させ、進行方向を決定する働きをもつ。

路上で走るときの動力源は、テスラのこれまでのラインナップ同様、バッテリー。モーター駆動で走るようだ(テスラは明言していないが)。

ロードホイールの意匠にまで徹底的に空力が追求されたボディ(写真:Tesla)

ロードスターは3車種、用意される。名づけて「Performance」(パフォーマンス)、「Thrust」(スラスト)、それに「Rocket」(ロケット)だ。

ここまで書いてきたのは「ロケット」モデルについてである。

「1人乗り仕様、飛行に対応。前進・上昇方向の加速および横方向の回転運動をサポートする車両周囲に配置されたコールドガス・スラスターと連携したマルチモード・サクションシステムを装備」とはテスラによる説明。

1人乗りの「ロケット」はセンターシートとなる(写真:Tesla)

一方「スラスト」は、「2人乗り仕様、レース走行に対応。車両後部のコールドガス・スラスターと組み合わせたマルチモード・サクションシステムを搭載し、1秒未満で0km~100kmまで加速」とされる。

2人乗り仕様の室内(写真:Tesla)

「パフォーマンス」は、「2人乗り仕様、公道走行に対応。アクティブエアロダイナミクスと、サーキットの内外で異次元のパフォーマンスを発揮するためにダウンフォースを最大化するマルチモード・サクションシステムを搭載」という。

ここで触れられている“サクションシステム”とは、おそらくファンのようなものを使い、車体下部から強制的に空気を吸い出し、車体を路面に密着させ空気抵抗値を下げるものと推測される。

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