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ビジネス #ベテラン車両の肖像(鉄道最前線)

阪神8000系、震災乗り越えた「急行用車両」の新展開 前後で"顔"が違う編成も、伝統の「赤胴車」姿で終盤へ

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顔つきが異なる阪神電気鉄道の「8000系」。現在は赤胴車(右)への塗り替えが進む(撮影:伊原薫)
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結果的に、この8523編成は大阪方3両と神戸方3両で顔が違うほか、側面のデザインも大きく異なるなど、個性的な編成となった。同系以前の車両が淘汰された現在、神戸方先頭車の8502号車はかつての“阪神顔”を今に伝える唯一の存在である。現在の8213編成や8221編成は車体高さの違う車両が組み込まれているが、これも震災後の組み替えによって生じたものだ。

8523編成は大阪方(左)と神戸方で窓の構造が大きく異なる(撮影:伊原薫)

オレンジの車体色が登場

2002年からは8000系のリニューアル工事が始まった。制御装置のVVVF化は工事後の車両寿命を考慮して行われなかったものの、機器類の更新を実施。車内も一新され、一部の車両は座席がロングシートから転換クロスシートに交換された。当該部分は側窓を下降式から固定式とし、側壁を薄くすることで通路幅を確保している。

一部の中間車は転換クロスシートに換装されている(撮影:伊原薫)

そしてこの時、冒頭で述べた「シルキーベージュ+ブレストオレンジ」というカラーリングが8000系にも採用された。

「このカラーリングは、実は8233編成の新造時にマイナーチェンジと合わせて検討していたものです。その時は結果的に従来どおりの赤胴車塗装が踏襲されることになりましたので、『ようやく実現した』という気持ちでした」

【写真を見る】阪神8000系、震災乗り越えた「急行用車両」の新展開 前後で"顔"が違う編成も、伝統の「赤胴車」姿で終盤へ(30枚)
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