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ビジネス #ベテラン車両の肖像(鉄道最前線)

阪神8000系、震災乗り越えた「急行用車両」の新展開 前後で"顔"が違う編成も、伝統の「赤胴車」姿で終盤へ

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顔つきが異なる阪神電気鉄道の「8000系」。現在は赤胴車(右)への塗り替えが進む(撮影:伊原薫)
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8000系は95年3月に最終である第21編成(8249編成)が完成した。だが、その直前の1月17日、阪神・淡路大震災が発生。阪神は甚大なる被害を受けた。

「8000系も約半数にあたる60両が被災しました。全車両を機器ごとに細かく検査し、そのまま使用可能、自社で補修可能、修理不能というようにラベル付けを行いました。『車体に問題はないが一部の機器が修理不能』(あるいはその逆)という車両もあり、復旧に当たっては使用可能な車体や機器を組み合わせたり、使用可能な車両同士で編成を組み替えたりしましたが、それでも8000系については15両を廃車とせざるをえませんでした」

車両が被災して編成組み替え

復旧工事に際して最も大がかりな改造が施されたのが、第1編成のうち復旧可能と判断された3両だった。

「この3両は、第8編成(8223編成)のうち復旧可能だった中間車2両と、代替新造した先頭車1両と組み合わせる形で新たな6両編成を組むことになりました。その際、第1編成の大阪方先頭車を反転させて神戸方先頭車としたのですが、単に反転させただけでは床下機器の配置が逆になってしまうため、機器を付け替えています」

大阪方先頭車だった8201号車は、神戸方先頭車となって8502号車に改番。代替新造した大阪方先頭車が8523号車のため、現在この編成は8523編成と呼ばれる。ちなみに、500番代の車両番号は製造当初は存在せず、震災によって代替新造や方向転換が行われた先頭車に付けられている。

8000系の8523編成。神戸方先頭車の8502号車はもともと第1編成の大阪方先頭車・8201号車だった(撮影:伊原薫)
【写真を見る】阪神8000系、震災乗り越えた「急行用車両」の新展開 前後で"顔"が違う編成も、伝統の「赤胴車」姿で終盤へ(30枚)
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