8000系は界磁チョッパ制御方式を採用し、製造コストを抑えつつ省エネ化を推進。一方で、第1編成の車体デザインは従来車両のデザインをほぼ踏襲している。
「第1編成は工期を短縮する必要があったことから、走行機器類の変更などにとどめ、車体については従来車両から前面の幌を撤去するなどの小幅な変更のみとして、第2編成から車内外のデザインを刷新することにしました」
2編成目以降はイメージが一新
翌85年からは、旧型車両の置き換え用として8000系の投入が本格的にスタートした。
第2編成(8211編成)以降は前面の窓ガラス部分を大きくし、側窓は1段下降式とするなど、大幅にイメージチェンジ。結果として、丸みを帯びた前面や側面の2段窓など、“それまでの阪神車両のスタンダード”だったスタイルは、第1編成が最後となった。両氏はまだ入社4~5年目であり、8000系の開発には携わっていないものの、完成した車両を見て「阪神に新しい風が吹いた」と感じたそうだ。
「率直に『カッコいい!』と思いました。第2編成からは前面下部を覆うスカートもつき、印象がガラッと変わりましたね」

