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ビジネス #ベテラン車両の肖像(鉄道最前線)

阪神8000系、震災乗り越えた「急行用車両」の新展開 前後で"顔"が違う編成も、伝統の「赤胴車」姿で終盤へ

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顔つきが異なる阪神電気鉄道の「8000系」。現在は赤胴車(右)への塗り替えが進む(撮影:伊原薫)
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こうした意見が影響を与えたのかどうかは定かでないが、阪神は25年、開業120周年記念事業の一環として8000系を「赤胴車」に戻すと発表。同年5月から順次塗り直されており、懐かしのカラーリングが再び見られるようになった。

尼崎車庫で並ぶ2種類の阪神8000系。右が復活した「赤胴車」のデザイン(撮影:伊原薫)

「1編成だけ先行して製造」

阪神8000系は、1984年に第1編成(8201編成)が完成した。当時、阪神では50年代に製造された車両が更新時期を迎えており、代替車両の開発が進められていた。

「ただ、この第1編成だけは第2編成以降とは異なるスタイルで先行導入しました」と、同社都市交通事業本部車両部車両課の岡本正史課長補佐と村岡昭彦主任は話す。

「この頃、当社武庫川線の沿線では住宅・都市整備公団(現:独立行政法人都市再生機構)が武庫川団地の開発を進めており、武庫川線を終点である洲先駅から武庫川団地の近くまで延伸することになりました。また、これに合わせて1両編成だった同線の列車を2両編成に増強することとなり、その車両を本線から捻出するため、まずは1編成だけを先行して製造したのです」 

【写真を見る】阪神8000系、震災乗り越えた「急行用車両」の新展開 前後で"顔"が違う編成も、伝統の「赤胴車」姿で終盤へ(30枚)
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