つまり「BSを見る環境と習慣がない人は、ほとんどの試合を見られない」ということ。民放のようにTVerで気軽に見逃し配信を見ることもできず、ここまで盛り上がりを欠く理由の1つとなっています。
一昨年のワールドシリーズはフジテレビが午前の生中継に加えて、夜のゴールデンタイムにもダイジェスト版の再放送をしたことが盛り上がった要因となっていました。当時、NPBの日本シリーズも開催されていたため、ゴールデンタイムで両試合の放送がバッティングし、賛否の声が飛び交ったことを覚えている人も多いのではないでしょうか。
その点、昨年に続いてNHKが担う今年はどうなるのか。
一昨年は「大谷選手が初のポストシーズン出場」、昨年は「初の二刀流での出場」という目玉があったこと。公共放送であるNHK総合ではレギュラー番組を動かしづらいことなどを踏まえると、ここ2年のような爆発的な盛り上がりは期待しづらいところがあります。
また、情報番組での特集もほとんどなく、ストレートニュースとして結果のみを報じるような形にとどまっていることも、ライト層を巻き込むような盛り上がりが感じられない一因でしょう。
ただ、盛り上がりを欠く理由はこのような放送に関わるところだけではありません。
今シーズンの成績は「失敗」なのか
それは、レギュラーシーズンにおける大谷選手の活躍がここ2年ほどではなかったこと。
打者専念した24年シーズンは、前人未踏の「50・50」を達成(本塁打54・盗塁59)し、打席731、打率310、安打197、塁打411、打点130もキャリアハイの記録でした。
二刀流に復帰した25年シーズンは、故障明けの投手成績こそ登板14、投球回47.0、勝利1、敗戦1、防御率2.87にとどまったものの、打者成績の得点146、本塁打55、出塁率392は打者専念した前年を上回る好成績でした。


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