――国内SaaS業界における過当競争はいつ頃から生まれ、顕在化してきたのでしょうか?
コロナ禍に当たる21年前後はSaaS企業の企業価値が大きく高騰し、VC(ベンチャーキャピタル)から大量の資金が市場へ供給された。その結果、あらゆるジャンルでソフトウェアが大量に開発され、市場における空白地帯が存在しなくなった。
加えて、23年10月のインボイス制度導入前などのバックオフィスDX需要の波が一巡したことで、DX意欲の高いアーリーアダプター層への普及が一通り完了した。現在は意思決定の遅いレイトマジョリティー層が中心となったことで、導入ペースの低下とCACの上昇を招いている。
当時の(SaaS関連企業の)年間売り上げ成長率は30%以上が普通だったが、それが軒並み10%台へ落ちてきたことで、市場の成熟化がはっきりと見えてきた。以前のように費用を投入すればリードが無条件に増えるフェーズは終わり、限られたパイを競合同士で奪い合う過当競争が表面化している。当社のクラウド事業はオーガニックで年平均成長15%
――再編の時間軸は、今後どうなっていくのでしょうか?
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