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ビジネス #自動車最前線

賛否両論のEVフェラーリ「ルーチェ」―ジョニー・アイブらが魅せる《新しいフェラーリ》の真実―

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従来のフェラーリと違うし、既存の4ドアGTともまったく異なるスタイリング
従来のフェラーリと違うし、既存の4ドアGTともまったく異なるスタイリング(写真:フェラーリ・ジャパン)
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そこで思い出したのは、ビーニャCEOが強く言っていた、「市場が“待っている”モデルを作っては、しょせん二番煎じ」という言葉だ。

「私たちは、78年前にクルマづくりを始めたときから、常に心にとどめていることがあります。それは、市場に存在していなかったモデルを作る、ということです」

フェラーリの量産車を見ると、いまは「849テスタロッサ」シリーズのV8プラグインハイブリッドに加え、「296」シリーズのV6プラグインハイブリッドと並ぶ。

「フェラーリ・フェスティバル東京」に展示された849テスタロッサ(筆者撮影)

同時に、12気筒エンジン搭載の「12チリンドリ」と「プロサングエ」も、人気が高い。ノンハイブリッドの8気筒搭載「アマルフィ」もある。

フェラーリならではの独自性とは?

ラインナップをすべてグリーン化(EV化)するなどとは言わない、とビーニャCEOは、今回の発表会でも強調していた。

「ルーチェは、顧客に提供する“新しい価値”で、あくまでもラインナップの追加。Different Ferrari For Different Ferraristaという製品ポリシーの一環として、新たにつけ加えられた、従来なかったモデルと捉えていただきたい」

新たに採用した観音開きのドアは乗降性が高く、かつ後席もスペースは十分に余裕がある(写真:フェラーリ・ジャパン)

「12気筒エンジンの、回転が上がっていくときのぞくぞくするフィーリングは、他をもって代えがたいものがあります。一方、緻密な制御ができる、大トルクのモーターを持つルーチェでは、従来にないドライバビリティを味わえるでしょう」

開発をスタートさせたときから、フェラーリのEVとして、従来なかったどんな魅力が提供できるか、それを考え続けたとカランド氏。

「ほかのEVにないフェラーリならではの独自性とはなんだろうか。そう考えると、ボディ、ハート、それにソウルではないでしょうか」

ちょっと抽象的な表現ではあるけれど、「単に数値を見て、いいクルマが作れるものではない」という意見に、私はおおいに賛成だ。

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