今回の世界製造業大会でCXMTは、G5基幹技術で作られたLPDDR5X(第5世代低消費電力・ダブルデータレート・メモリーの改良版)の量産型製品2種類も同時に展示された。メモリーを構成するチップ1個当たりの容量は24Gb(ギガビット)と25年11月に長鑫科技が発表した前世代製品と比べ50%増加した。同年、スマートフォン大手の小米(シャオミ)が高価格帯モデルにこのLPDDR5Xを搭載している。
CXMTは8月28日、株式上場後初となる半期決算を発表し、LPDDR6の研究開発の進展についても披露した。それによると、性能は前世代のLPDDR5Xから全面的に向上し、データ転送速度のピーク値は12800Mbpsに達する。チップ1個当たりの最大容量は16Gbとしている。
メモリー需給の逼迫続く
中国の市場調査会社チャイナ・フラッシュ・マーケット(CFM)の統計によると、26年4~6月期の世界DRAM市場規模は1470億2400万ドル(約23兆円)となり、前四半期比55.9%増と過去最高を更新。このうちCXMTは同四半期に995億1000万元(約2兆3300億円)の売上高を計上し、前四半期比96%増となった。世界市場でのシェアは10%に迫り、順位は世界4位となった。
26年下期(7~12月)の市場見通しについて、CXMTは「メモリーの供給不足は28年4~6月期まで続くとみている。今後半年間も価格上昇傾向が続き、メモリー価格は7~9月期に前四半期比20%、10~12月期に同10%上昇する見通しだ。27年以降は前四半期比の上昇率は1桁台にとどまる」としている。
UBS証券の中国科学技術業界調査責任者である兪佳氏は、27年のメモリー価格について「26年と比べてなお40%以上値上がりする」との見方を示している。CXMTは26年1~6月期決算での純利益が776億元と、23億元の赤字だった前年同期から黒字転換を果たしたばかりだが、世界的なメモリー不足によって業績面での追い風はしばらく続きそうだ・
(財新記者:顧昭瑋)
※中国語原文の配信は9月20日


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