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「49億円かけて建設→人気低迷で大赤字→閉鎖の憂き目に」…横浜ベイブリッジにぶら下がる「謎の遊歩道」が復活するまで

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横浜ベイブリッジ
大黒ふ頭側から撮影した横浜ベイブリッジ(写真:筆者撮影)
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コロナ禍が若干落ち着いてきた2022年に施設は再々オープンするのだが、この時にスカイウォークには新たな役目を与えられている。それが最もよく分かるのが、これから見ていく「スカイラウンジ」だ。

スカイラウンジから見える横浜港の将来

スカイプロムナードから見たスカイラウンジの外観(写真:筆者撮影)

スカイウォーク先端のスカイラウンジはベイブリッジ主柱の橋桁下に設けられ、上層エントランスと下層ラウンジの2階構造になっている。ラウンジに降りると横浜港のほぼ全周囲を一望できるほか、室内には横浜港の歴史や機能に関する展示パネルが数多く並んでいた。

スカイラウンジを遠方から撮影。ベイブリッジ橋桁の下に張り付いている(写真:筆者撮影)

とりわけ力を入れているのが、現在整備中の「新本牧ふ頭」に関する展示だ。横浜市の2022年6月13日付記者発表では、スカイウォークは「新本牧ふ頭整備事業の役割や海洋工事の建設技術、環境への取組などをPRする施設」として明記されている。ベイブリッジという既存インフラや豪華客船を見るスポットから、横浜港の将来を見るスポットに変化したのだ。

現在建設中の新本牧ふ頭(写真の左側)(写真:筆者撮影)

新本牧ふ頭は現在の本牧ふ頭と南本牧ふ頭の間で工事が進む最新物流拠点だ。洋上物流の主役であるコンテナ船は全長400mに達し、さらに大型化や貨物量の増加が見込まれる。それらに対応すべく延長1000m、水深18m以上、日本最大のコンテナクレーン設備を備える計画だ。湾の埋め立てではリニア新幹線など公共事業等の建設発生土を有効活用し、護岸工事では海洋生物との共生や環境性も考慮されている。

新本牧ふ頭はまさに「未来の横浜港」そのもの。その最新鋭コンテナターミナルが完成していく過程を観察できる場所として、現在のスカイウォークは変化しているのだ。2022〜2025年3月末で延べ約11万人がスカイウォークを訪問、市内学校の社会科見学の行き先にもなっているという。

また、コロナ禍も落ち着いた現在では、以前のように横浜港を多くの豪華客船が訪れている。これらの見物スポットとしての役割も健在だ。閑散とした印象のスカイウォークも、スカイラウンジ内に限って言えば、家族連れなどそれなりに多くの客が利用していた。目当ては対岸の大さん橋に停泊する豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号である。

大さん橋の豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号(写真:筆者撮影)

ラウンジの床面には横浜港を上空から見た大きな写真が貼られているが、それを見ながら「うちはどこかな?」と探している、横浜在住と思しき家族もちらほら。スカイウォークが紆余曲折を経て、横浜市民の散策路として定着していることが垣間見える。

3800億円事業の他にも、多額の事業費のかかるプロジェクトが進行中だ(画像:令和8年度 横浜市における事業計画(R8年3月)より)

国交省の資料では、新本牧地区を含む横浜港の「国際海上コンテナターミナル再編整備事業」は総事業費3800億円、令和10年代前半完成の予定だ。新本牧ふ頭の完成後、次はスカイウォークにどのような役割が与えられるのかが注目される。

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