最近、アイドル界を見ていると、プロ野球のようになってきたと感じる。
かつてアイドルとは俳優やタレントに転身するための通過地点であり、成長し、時が来れば卒業する。そんな高校球児とも重なる存在だった。
ところが今、アイドルは卒業する仕事から「転職」する仕事へ変わりつつある。一つのグループを卒業した後、別のグループで再びアイドルになるケースが珍しくなくなった。アイドルの“プロ化”である。
増加するアイドルの「転生」
地下アイドルの世界では、グループを卒業・脱退したメンバーが、別の名前や別のグループで活動を再開することを「転生」と呼ぶ。アイドル経験者は、新しいグループでも即戦力になれるし、本人にファンがついていれば、加入した時点で動員やSNSでの拡散も期待できる。経験者を採用することは運営側に大きなメリットがある。
この流れは、もはや地下アイドルの世界だけにとどまらない。メジャーアイドルと言われる大手グループでも経験者採用が多くなってきた。
現在、女性アイドル界のトップグループの一つとなった『FRUITS ZIPPER』には元HKT48の月足天音、『CANDY TUNE』には元HKT48の村川緋杏が所属している。2026年には生え抜き主義の牙城だったハロー!プロジェクトの『BEYOOOOONDS』にすら、他事務所で実績を積んだ小島はな(元AMEFURASSHI)が異例の加入を果たしている。


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