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キャリア・教育 #近視は病気です

座りっぱなし・画面中心の生活が、私たち現代人から奪う「身体性」とはいったい何なのだろうか

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座りっぱなしで失われるものとは?
座りっぱなしで失われるものとは?(写真はいずれも本人提供)
  • 大川内 直子 文化人類学者/株式会社アイデアファンド代表取締役
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO

INDEX

私たちは、便利なテクノロジーによって多くの時間と手間を減らしてきた。一方で、座って画面を見ることを中心にした生活は、子どもの発達や目の健康にどのような影響を及ぼすのか。文化人類学者の大川内直子氏と、『近視は病気です』(小社刊)著者で眼科医の窪田良氏が、精神を優位に置き、身体を付属的に扱ってきた近代的な考え方から問い直した。

「考える私」を優位にしてきた近代

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窪田:大川内さんは、テクノロジー社会の中で「身体を取り戻す」ことの重要性を発信されています。私たちは、具体的にどのような身体性を失いつつあるのでしょうか。

大川内:ここでいう身体性とは、スポーツのように単に身体を動かすことではありません。「疲れた」、「心地よい」、「違和感がある」、「お腹が空いた」、といった身体からの感覚を、自分の判断材料として受け取ることも含まれます。私たちは、物事を二項対立のかたちで捉えることがあります。自然と文化、生の食べ物と加熱した食べ物、そして心と身体、といった具合です。

近世以降、とりわけデカルトに代表される心身二元論は、私たちのものの考え方に大きな影響を与えてきました。

窪田:近世以降の心身二元論とは、具体的にはどのような考え方なのでしょうか。

大川内:心と身体を異なるものとして捉え、とりわけ人間の本質を「考える」精神の側に求める考え方です。身体を物質的なものとして捉え、精神とは切り分けて考える。その見方は、近代科学や医学の発展にも一定の役割を果たしました。

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