大事なのは、「せっかくここまでやったから」という親の執着ではなく、その時の子どもにとって何を優先するかで判断することです。
落とし穴2:手当たり次第に習わせてしまう
子育ては「18年間の期間限定のプロジェクト」です。そのうち、小学校から高校までの12年間は、毎日机に向かって書いたり読んだりする。
その生活を楽しく続けるには、小学1年生になる前の0歳から6歳までに、机に向かうことが苦痛ではない子に育てておいたほうがいい。一定の時間を座って机に向かう経験がないまま、いきなり「今日から勉強です」と言われても、子どもも親も大変です。
だから、うちでは、お稽古事も何となく増やすのではなく、「その先に必要なもの」から逆算して考えて、勉強系・運動系・芸術系の3つに分けました。小学校に入ればペーパーテストがあるから公文、水泳の授業があるから水泳、音楽に親しんでほしいからバイオリンと、それぞれにはっきりした目的がありました。
たとえば、大人になってからの30歳から48歳までの18年間に何が起きるかは、誰にもわかりません。仕事が変わるかもしれないし、結婚や出産などで生活が大きく変わるかもしれない。
でも子どもの0歳から18歳までは、来年何年生になるかも、学校で何を習うかもだいたいわかります。12歳で中学受験をするなら、そこから逆算して「今何をするか」を考えればいいのです。
本書には、投資は早く始めるほど「複利」の力を生かせるという話が出てきます。利息が利息を生んでいくので、始めるのが早い人ほど、後になって圧倒的な差が開いていく。


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