今回は、BuddyやM55の組み立て工程や品質チェックの工程などを視察した。
大手メーカーのような自動化されたラインでの作業ではなく、まさに工房といった雰囲気。各工程の作業は実に丁寧で、1台1台に新たなる魂が宿る。
取材に対応していただいた、ミツオカ事業部 商品企画課 課長の青木孝憲氏にさまざまな質問をぶつけてみた。
まず、新型車のティザーについて聞いた。なぜ、ティザーの公開を数回に分けるという手法を取ったのか。
これについては「刺さる人に刺さればよい」という解釈だという。そもそも、ミツオカのオリジナルカーの購入を考える人の数は、大手メーカーが世に出すクルマの購入検討者に比べて少ない。
また、近年は新しい情報を企業のホームページを経由して知るよりも、SNSを介して得る人が多くなっている。そんな中で、「ミツオカらしいマーケティングを実践した」というのだ。
なお、新型車に関する情報は現時点では非公開であり、今回の取材もこうした情報を先取りすることが目的ではないことを付け加えておく。
DXで加速した商品開発
次に商品サイクルについて聞いた。Buddy、M55、そして11月発表の新型モデルと、これまでと比べて新車発表のサイクルが早まっている印象があるからだ。
この点については、「企画から開発の工程と、DX(デジタルトランスフォーメーション)との兼ね合いだ」と説明された。
「いろいろな(新型車の)企画が日々考えられて、そして消えていく」とし、その中で生き残った企画が市場にマッチするのか、それだけの投資が可能かをプロジェクトベースで考えていく。
企業の規模として、複数のプロジェクトを同時進行することは難しく、やるからには企画を真剣に討議し一気に開発へと移るという流れだ。
開発期間や工期はDX化が進んだことで短縮されており、結果的に商品導入のタイミングが早くなったと言えるだろう。


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