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1兆パラメータのAIを社外に出さず動かせる新型Mac、「最大400万円超」でも企業が買う理由

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アップル M6 M5 Pro Mac mini M5 Max M5 Ultra Mac Studio
アップルは、M6、M5 Proを搭載するMac miniと、M5 Max、M5 Ultraを搭載するMac Studioを発表した(写真:アップル提供)
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最初に発売されたアップルの自社製チップ、つまりApple Silicon搭載のMacBook Airは2020年11月に発売された。

以来、毎回、最初に新世代のチップが搭載されるモデルは意図的に変えられているようだ。おそらく、その時々に注目を浴びるモデルを入れ替えているのだろう。M2はMacBook Pro、M3はMacBook ProとiMac、M4は何とiPad Pro、そしてM5は、MacBook Pro、iPad Pro、Vision Proに搭載されて登場している。M3→M4の世代交代がわずか6カ月で行われたのを除くと、おおよそ1年半のスパンで新世代Mチップが登場している。

それからするとM6チップの登場は来年の春ごろかと想定していたのだが、M5から約9カ月と、M4の時に続いて早い登場となった。

筆者が計測してるベンチマークテストによると、チップセットの基本的な演算能力は世代交代するたびに、おおよそ15~20%向上している。少ない変化のように思われるかもしれないが、中間値の17.5%で5世代更新すると、単純計算で約2.24倍の性能が得られることになる。「非常に高性能」と驚いたM1チップから、単純計算でも約2.24倍の性能が得られることになる。実際アップルは、CPUのシングルスレッドパフォーマンスでM1に対してM6は2.4倍高速だと述べている。

M6を搭載するMac miniはプライベートユースに素晴らしい。このM6は今後MacBook Airなどに搭載されていくし、同一プロセスの技術が近々発表されると言われているiPhone 18シリーズに搭載されるA20チップに使われるはずだ(写真:アップル提供)

M6チップやA20チップの性能を実現する微細な回路

M6チップはTSMCの製造で、史上初の2nmプロセスで生産される。回路が微細であればあるほど省電力で、高速に、大量の処理を行えるのはご存じの通り。それを追求した電子回路の微細さがついに2nm(おおよそシリコン原子10個分)という細かさに到達したということになる。M6チップのトランジスタ数は数百億に上ると言われているので、その2nmの幅の回路でこの数百億のトランジスタ数を持つ回路を、ほぼエラーなく作れるということだ。この微細な回路のもたらす性能が、M6チップや、おそらく登場するA20チップの性能を実現するということになる。

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