Netflixで配信されている、ヤンキーたちの恋愛リアリティーショー『ラヴ上等』。本作のことは、Netflixからの解説動画の出演オファーをきっかけに知りました。
普段テレビドラマやこうした配信系の作品は見ませんし、ましてや"恋リア"というジャンルを見ることはありません。オファーが来て試写を見て、初めて本作の存在を知りました。
ヤンキーの背景にある「切ない葛藤」が視聴者を惹きつける
犯罪心理学者としては非常に身近で愛すべき存在であるヤンキー。
一般的に言われているように、ヤンキーとはもともとはアメリカ人を指す言葉。それが第2次世界大戦後、アメリカの若者文化を日本人がまねることによって、少し不良っぽいようなイメージが生まれ、この言葉が定着したのではないかとされています。
『ラヴ上等』に登場するメンバーは、全国の少年鑑別所や刑務所で1万人を超える犯罪者の心理分析をしてきた私には、とてもなじみのある人たちでした。
本作を見て、メンバーの葛藤や信頼、そして何よりも相手を思いやる気持ちがいたるところであふれていることに大きく感動しました。
不器用でストレートなヤンキーの交流が描かれる『ラヴ上等』が、これほどまでに視聴者の関心を集める理由――それは、ヤンキーたちが感情をむき出しにしているように見えて、実は切ない葛藤をその背景にたくさん持っている場合が多くあり、それが至るところで感じられるからだと思います。


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