朝ドラ『風、薫る』では、ヒロインの一ノ瀬りん(演:見上愛)と、シマケン(演:佐野晶哉)が大きな決断を下し、話題を呼ぶこととなった。りんの苦悩は、実はナイチンゲールもまた抱いたものだった。まずはドラマでの状況を説明しよう。
りんに恋心を抱きながらも、なかなか行動に移せずにいた、小説家志望のシマケン。その煮え切らない態度は視聴者をもヤキモキさせてきたが、第21週「定めと選択」で、ようやく互いの思いが通じ合うことになる。
帰郷を決意したシマケン
だが、シマケンは小説家の夢を諦めた矢先に、義理の姉が突然現れる。義姉からは、シマケンの兄が失踪したせいで、借金の返済に追われていると知らされる。
困り果てた義姉に「浜松に戻ってきてほしい」と請われると、シマケンは帰郷を決意。りんに「僕と一緒に浜松に来てほしい」と提案するも、多忙を極める恵風看護婦会の看護婦としての仕事や、家族のことを思うと即決はできず、「少し考える時間をいただけますか?」と応じるほかなかった。
後日、りんが「シマケンさんと一緒に行きたいです」と告げながらも、仕事や家族のこともあると心情を吐露すると、シマケンは「苦しませてごめん」と謝ってから「僕たちは一緒に生きていくべきではないと思う」と告げる。
シマケンはりんの手を見て「りんさんの手は大勢の人のために働く素敵な手だ」と言い、「りんさん、さよなら」と立ち去ることとなった。


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