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ライフ #隣の勤め人の「すごい趣味」

「タイミーから社員に」スパゲッティーのパンチョで売上1位の女性店長 もうひとつの顔は超本格《美人コスプレイヤー》

9分で読める
店長の木村美紅さん
「スパゲッティーのパンチョ」新橋店 店長の木村美紅さん(店舗撮影:今井康一)(コスプレ写真:木村さん提供)
  • 横山 瑠美 ライター・ブックライター
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「クオリティーは今思えばかなり低かったんですけど、参加者になれたことがとにかくうれしかった。相手のコスプレを見ればその人が何が好きかわかるので、自分から話しかけてSNSでつながって。周りにはアニメに興味ない友達も多くて、ジャンプを読んでいる男の子たちとしゃべるしかなかったのでめちゃくちゃ楽しかったです」

「騎士王らしい気品と力強さが伝わるように、立ち姿や剣の構えを意識しました。衣装の細かな装飾にもこだわっています」(写真:木村美紅さん提供)

衣装を自作「高いものだと全身で5万円」

以来、木村さんはその会場で開かれるコスプレイベントにほぼ毎週参加するようになる。けれども、参加するたびに頭の中の自分のイメージと写真が違い過ぎることが気になってきた。

公式の衣装や小道具がない場合、Amazonなどで売っている海外製の既製品を買っていたが、既製品は生地がペラペラで、質感が安っぽい。そこで木村さんはキャラクターのイメージに少しでも近づけようと衣装の自作を始めた。裁縫は得意なのかと思いきや……。

「いえ、ものすごく苦手です。でも、あまりに理想と現実が違うのが悔しかったんで、裁縫の本を買って頑張って覚えました」

「見た瞬間にキャラクターの元気な性格が伝わるよう、自由奔放なポーズを意識しました」(写真提供:木村美紅さん)

高いものだと、全身で5万円の材料費がかかったこともある。スタジオを貸し切ってカメラマンに撮影してもらうと1万2000円。お金も手間もかかる趣味だが、店長になって給料が上がり、良い材料を躊躇せず買えるようになった。

「以前は安くても高見えするような布を選んで買っていましたが、『この衣装を作りたいからこの布を買う!』と即決できるようになりました」

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