大森氏が思う存分好きなように活躍し、春名氏がそれをビジネスとして成立させる。例えるなら、プロ野球における監督とGMの関係か。春名氏の考えはこうだ。
「役割分担的にはそうでしょうね。でも、野球だけでなく、視点を変えればサッカーという競技もある。ラグビーだってある。大森は野球の話をよくするが、大森の人的つながりを通じては野球だけでなくサッカー、ラグビー、いろんなところから話が来る。野球の次はサッカーを見てみるかといったことを、GM的には判断していくということになる」。
これは決して例え話ではない。関西工機整備は7月にJリーグ「ヴィッセル神戸」とオフィシャルパートナー契約を締結した。この関係から新たなビジネスが生まれるといったことがあるかもしれない。
「影武者」から主役へ
クリエイターとプロデューサーの理想的なタッグ。言ってみれば、スタジオジブリにおける宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーのような関係だ。社員の才能を頭からつぶす人事を行う会社も数あるが、こうした適材適所の人事が機能すれば、世の中を驚かせるようなデザインやビジネスを生み出していくはずだ。
影武者から、デザインで魅せる主役へ。「JR西日本テクノサービス&デザイン」という新しい社名には、同社が切り拓く新たな未来への意志と誇りが込められている。

