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ビジネス #「未来の手取り」で会社を選ぶ

統合報告書・人的資本レポートなど開示情報は「将来の給与」を読み解くための宝の山、「未来の手取り」で会社を選ぶ④

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統合報告書
統合報告書などで人や報酬に対する考え方を示す企業が増えている(写真:genzoh/PIXTA)
  • 砂川 和泉 パーソル総合研究所シンクタンク本部 研究員

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新卒者の賃上げ報道が続く一方、30~40代を中心に「自分の将来の給与がどうなるのか分からない」という不安が広がっている。本連載では、給与水準そのものよりも、「3年先の見通し」と「報酬の透明性」を軸にキャリアを考える視点を示したい。特に生活に直結する「未来の手取り」を起点にすることで、働き方をより具体的に考えやすくなる。

第4回は、将来像を知るための宝の山である統合報告書や人的資本レポートなど企業の開示情報について、その活用法を解説する。

【配信予定】
⑤「もう辞めたい」の衝動に流される前にキャリアは3年先を起点に逆算して考える(9月4日)

「転職すべきか、残るべきか」を悩み始めたら

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前回、ご紹介したABCDE分析を行った後に、本気で別の職場に移ることを検討することになるかもしれない。

転職すべきか、今の会社に残るべきか。

その際に、求人票の年収レンジや口コミサイト、平均年収データなどを現在の自分の給与と比べるのは、ごく自然なことである。

ただ、そこから見えるのは、あくまでも今の姿にすぎない。本当に重要なのは、その先だ。この会社で3年後、5年後、自分の給料や働き方はどうなっているのか。会社選びで確認すべきなのは、現在の給与額だけではない。数年後にどのような給与や成長機会、働き方を得られそうかという「未来の手取り」である。

その手がかりは、意外にも企業が対外的に開示している情報の中にある。本来は投資家向けの情報も、働く個人にとって会社の将来像を読み解く材料になる。

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