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「不愉快通り越して吐き気」 高市首相《2600万円ジュエリー装着》に批判殺到…満面の笑みに抱いた"期待違反"という感情

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高市早苗
総額2600万円のゴールドのハートシェイプパールを身にまとって登壇した、高市早苗首相(画像:高市早苗公式Xより)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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「期待違反理論」によれば、人は他者に対して、無意識のうちに「その人が置かれている状況にふさわしい振る舞い・見た目」を期待している(※3)。

国会審議が空転し、疑惑への説明責任が問われている最中の首相には、私たちは知らぬ間に「神妙さ」「地味さ」「緊張感」を期待してしまう。そこにきらびやかな受賞シーンが差し込まれると、期待と現実のギャップそのものが不快感・不信感として立ち上がる。

「表情の使い分け」という現象は、この「状況と見た目の不一致」という、より広い法則の中の、最も生々しい一例なのである。

なぜこの“ズレ”はこれほど強く記憶に残り、拡散されるのか。

「ネガティビティ効果」によると、人は日常の一貫した行動よりも、期待から逸脱した情報に対して強く注意を向け、記憶にとどめる性質を持つ(※4)。

国会での変わり映えしないスーツ姿の首相は記事にならないが、「疑惑対応中のきらびやかな1枚」は、そのギャップの大きさゆえに一気にニュースとして拡散する。皮肉なことに、望んでいなかったはずのこの構図が、結果として最も人の目を引く“絵”になってしまう。

高市首相は、ジュエリーが引き立つシックな装いで授賞式に登壇した(画像:高市早苗公式Xより)

冷笑されたスピーチに込められた「高市首相の“思い”」

もう一段深掘りすると、この違和感は見ている側だけでなく、当人の心の中でも生じている可能性がある。

「認知的不協和」という考え方によれば、人は自分の中に矛盾する認知(例えば「今は疑惑対応で神妙にすべきだ」という自覚と、「受賞式に出たい」という欲求)を同時に抱えると、強い不快感を覚え、それを解消するための説明を無意識に作り出す(※5)。

今回の「ジュエリーの輝きのように、日本の未来は明るい」という発言も、見方によっては、この矛盾を埋めるための高市首相なりの意味づけだったのかもしれない。

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