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佐藤二朗ハラスメント騒動、橋本愛への批判が向かう世論に抜け落ちた"フジの責任"という視点

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佐藤二朗 橋本愛 夫婦別姓刑事
(画像:『夫婦別姓刑事』火9【公式】フジテレビ @fufu_deka_cxより)
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この問題は、大きく2つの論点に分けて考える必要がある。1つ目は、橋本の事務所が制作側に伝えていた身体接触に関する要望が、なぜ佐藤本人に共有されなかったのかという問題である。

ドラマのクランクイン前にプロデューサーから佐藤のマネージャーにその事情は伝えられていた。しかし、プロデューサーとマネージャーの間で話し合った結果、その詳細を佐藤本人には伝えなかったとされている。これが事実ならば、撮影現場で行き違いが起きた原因は、プロデューサーの事前調整の不備にあった可能性が高い。

橋本は必要な条件を事前に制作側に伝えていた。佐藤はその条件を知らないまま撮影に臨んだ。この状況では、両者の認識が食い違うのも不思議ではないし、どちらかに非があるような話ではない。少なくともこの点に関しては、番組制作を統括するプロデューサーの責任が問われるべきだろう。

フジテレビは今回の週刊誌報道に関して7月2日に声明を発表しているが、その中では経緯に関する具体的な説明はなかった。ただ、「当社から男性俳優の言動について、厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実です」と、匿名の形で男性俳優が女性俳優に投げかけた言葉を問題視しているということに触れていた。

フジが説明をしないのは不誠実

フジテレビは、関係者の二次被害を防止するために詳細については述べないつもりだという。しかし、番組制作の過程で起こったトラブルに関して、何も説明しないのは不誠実だと言われても仕方がない。

2つ目は、その行き違いがあったとしても、佐藤が橋本本人に「俳優を続けるべきではない」という趣旨の発言をする必要があったのかという問題である。

佐藤側から見れば、俳優同士として率直に話し合い、意見を述べたかっただけなのかもしれない。しかし、たとえ善意や職業上の問題意識から発した言葉であったとしても、ベテラン俳優が年下の共演者に対して、俳優を続ける資格や適性にまで踏み込んだ発言をすることが、果たして適切だったと言えるのか。

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