東洋経済オンラインとは
ライフ

「結局すべてを手に入れた人」になった田中みな実、これから直面するママタレ転身の高い壁

7分で読める
田中みな実
(2023年撮影:アフロ)

INDEX

6月29日、元KAT-TUNの亀梨和也と女優の田中みな実が結婚したことが発表された。田中が第1子を妊娠していることも明かされた。交際は以前から報じられていたものの、元トップアイドルと女性人気の高いタレントの組み合わせということで大きな注目を集めている。2人は発表文の中で、今後も「表現者として、そして親として」活動を続けていく意向を示した。

田中が今後タレントとしてどういうポジションを目指すのかは興味深い問題である。彼女はこれまで、局アナ、フリーアナウンサー、バラエティタレント、美容アイコン、俳優など、何度も肩書とイメージを更新しながら生き残ってきた。結婚と出産という大きなライフイベントを迎えたことで、次は「ママタレ」に転身するのではないかと見る向きもある。しかし、田中が一般的な意味でのママタレになることはそれほど簡単ではない。

努力で人生を制御しようとする姿に共感

彼女が同世代を中心とした女性から熱烈に支持されるようになった理由は、美容知識の豊富さや美意識の高さだけではない。彼女が語る美容には、単なる商品紹介やノウハウを超えた切実さがあった。肌や髪や体形を徹底的に管理し、自分を少しでも理想に近づけようとする姿は、努力によって人生を制御しようとする現代女性の欲望と重なっていた。

だが、彼女は美容アイコンとして誰もが羨む「完璧な女性」だったわけではない。むしろ、完璧を目指しているのに、どこか完璧になり切れないところに魅力があった。美容や生活習慣について細部まで強いこだわりを持つ一方、恋愛や仕事では傷つきやすく、ときに面倒な感情を隠そうとしない。理想が高く自分に厳しいのに、その厳しさによって自分自身が疲弊しているようなところもある。そのような不器用さやいびつさが、彼女を遠い憧れの対象ではなく、微笑ましく見守りたくなる存在にしていた。

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数