「日本中の方々に、STVVのプロジェクトに参加していただきたい、オールジャパンで進めていきたいというのが当初からの思いです。ジャパネットだけでなく、マルハン東日本カンパニー、セプテーニ・ホールディングスとも資本提携をしています」(立石氏)
次のフェーズは、日本の指導者・フロントを世界へ
DMMグループがSTVVを買収してからの8年について、緒方氏にあらためて聞いた。
「経営の数字とスポーツとしての結果、両方を追い続けなければならないことが、スポーツビジネスの難しさです。この8年でそれを痛感しました。難しいからこそ経営者が熱狂するというスポーツビジネスの特性がわかった気がしました。予想外だったのは、STVVというクラブを通じて生まれたビジネスや出会いが大きな資産になっていることです。もともとエンタメ事業が中心だったDMMが、ヨーロッパのサッカークラブを経営していることが、ブランドイメージの向上や、採用面にも一定の効果がありました」(緒方氏)
「日本選手の世界への登竜門」という立ち位置は、この8年で確立したといえる。立石氏が次に見据えるのは、選手だけでなく「日本人指導者の世界進出」だ。
「ひとつの選択肢として、STVVの監督を日本人に任せることも考えています。選手だけでなく、指導者もフロントも、日本から世界に飛び出せる時代にしていきたいです」(立石氏)

