通販などでは、映えを意識したニューボーンフォトの衣類やグッズが売っているというが、安易な使用も考えものだ。
合成された写真を本物と信じてマネ
また、髙橋さんによると、SNSに投稿されたニューボーンフォトの中には、合成された写真が少なくないという。
「合成写真なのに、本物だと信じてしまい、『このポーズかわいい!』などとマネさせようとするのは非常に危険ですので、プロの方に相談し撮影してもらうことをお勧めします」(髙橋さん)
無理なポーズをさせようとして、短時間だが赤ちゃんが呼吸できなくなったケースを聞いたことがある、と髙橋さんは話す。さらには、そうした写真をSNSなどに投稿することで、親が予期せぬ誹謗中傷にさらされてしまったり、写真がデジタルタトゥーになるリスクも否定はできない。
「やめてよー」と言えない、赤ちゃんたちの声なき声。
ちなみに冒頭の男の子は、撮影開始から3分ほどたったころ、ウンチを“出産”した。
「すみません」。笑いながら謝るお母さんに、カメラマンも助産師たちも笑う。
ありのままで、十分すぎるほどかわいい――。その言葉はまぎれもない真実だ。だからこそ、ニューボーンフォトの撮影は「親ファースト」に注意を払い、赤ちゃん目線で臨みたい。
(ライター・國府田英之)

