ChatGPTやGeminiの普及によって、私たちはAIに質問することに慣れ始めた。
わからないことを調べる。文章を書く。旅行を計画する。献立を考える。今やAIはスマートフォンやPCの中で当たり前の存在になりつつある。
その次に起きる変化は何か。
グーグルが2026年6月25日に発売した「Google Home スピーカー」は、その答えの1つを示しているように見える。価格は1万6800円(税込)。グーグルの生成AI「Gemini」を搭載したスマートスピーカーだ。
スマートスピーカーそのものは新しい製品ではない。しかし、Google Home スピーカーは従来の音声アシスタントをGeminiベースへ刷新し、“AIのある暮らし”をより自然なものにしようとしている。
実際に試してみると、その価値はAIの性能そのものより、“AIがスマホから飛び出してきたこと”にあると感じた。
Geminiのために作られた新しいGoogle Home
Google Home スピーカーは、Geminiを活用した音声アシスタント「Gemini for Home」を搭載した初のオーディオデバイスとして投入された製品だ。
従来のスマートスピーカーでは、“決まった言い方”で話しかける必要があった。
一方、本機では自然な会話に近い形で操作できる。例えば、
「キッチンの照明を暗くして、リラックスできる音楽をかけて。それとタイマーを20分に設定して」
といった複数の指示をまとめて実行できる。また、
「次のジャイアンツの試合のときの天気は?」
のような質問にも、試合の日程や場所を推論したうえで回答できる。

