東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #21世紀の証言

「電脳隊」で暴れ回った大学生時代。怖いもの知らずでドコモの夏野氏と衝突。学生起業家を経てヤフーへ入社

5分で読める 有料会員限定
LINEヤフー前会長の川邊健太郎氏 (撮影:尾形文繁)

INDEX

今やインターネットのインフラとなったLINEヤフー。業界を30年以上見てきて、このほど著書『7つの激変』を上梓した前会長の川邊健太郎氏の証言を、全3回に分けてお届けする(第1回)。
この四半世紀の主要な出来事や経済社会現象について、当事者たちの声を掘り起こす。

「ウィンドウズ95」が日本で発売された1995年。これからインターネットが広く普及しようというとき、私は青山学院大学の3年生だった。東京・恵比寿にあるナウル・マンションで、何人もの青学生と一緒に十数台のPCに囲まれ、昼夜を問わずプログラムのコードを書いていた。これが「電脳隊」の始まりだ。

そうした中、知り合いのつてを頼って知り合ったのが、慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の学生の田中祐介君だった。以降、電脳隊は青学大とSFCの混成部隊になり、96年12月には田中君を社長、私を取締役として、有限会社電脳隊を設立した。

青学大、SFCに東大工学部生も加わる

そこから先は企業のホームページの作成代行などを手掛けてきた。簡単にいえば受注生産で下請けの単純作業だ。

ただ、私たちは価格競争ではなく、差別化競争へと戦略を切り替えなければとも思っていた。プラットフォームという仕組みを作り、そこから使用料としてお金を取ろうと考えた。差別化戦略を探ろうと、97年の夏休みには1カ月間休業し、アメリカのシリコンバレーを訪問。盛り上がりつつあるモバイルインターネットの息吹を感じる経験もした。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数