週末の日経平均株価は前週末比5230円高(約7.92%上昇)の7万1250円06銭となり、史上初めて7万円の大台を突破。半導体や電子部品といったハイテク関連株の急激な上昇が全体相場を牽引した。
下に掲載したのは、週間上昇率ランキングだ。上位の銘柄群の多くが20%から30%超という大幅な上昇を記録。成長期待の高い特定セクターが人気化している。
上位10銘柄を見ると、AI(人工知能)需要の拡大やデータセンター投資の本格化を見据えた「電子部品・半導体・電線関連」への集中が顕著だ。上昇率トップの村田製作所(37.3%高)をはじめ、太陽誘電(22.8%高)といったコンデンサー関連が急騰した。
また、時価総額国内首位に躍り出たキオクシアホールディングス(33.7%高)のほか、イビデン(28.6%高)、レーザーテック(25.2%高)、SCREENホールディングス(20.1%高)といった半導体関連も大きな上昇率を示した。フジクラが今期業績予想を大幅に上方修正したことにより、週末にかけては電線御三家も急騰。
古河電気工業(26.8%高)、住友電気工業(22.9%高)、フジクラ(21.3%高)となった。生成AIの普及を背景としたサーバー向け部材やAIデータセンターに対する将来的な需要増への期待が、これらの銘柄群を一気に押し上げたかっこうだ。
ニトリホールディングスが大幅安
一方で、ハイテク株が相場を牽引する裏で、下落を余儀なくされた銘柄群には内需株や市況関連株が目立った。この1週間で下落率の大きかったワースト10銘柄を見ると、ニトリホールディングス(12.4%安)や良品計画(5.9%安)といった生活雑貨・家具小売りの代表格が軟調に推移。輸入コストを押し上げる円安基調やインフレに対する警戒感が重荷になっている。
また、商船三井(8.7%安)、日本郵船(8.5%安)、川崎汽船(5.6%安)の大手海運3社も揃って下落上位に、エンターテインメント・ゲーム関連でもディー・エヌ・エー(11.9%安)やコナミグループ(8.0%安)、東宝(5.4%安)が大きく下落している。来週以降は、「売られすぎの好業績銘柄」にも注目が集まる展開になりそうだ。

