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旅行に関する"すべて"が入っているiPhoneが、海外で突如、使えなくなってしまったら?

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空港ラウンジのテーブルに置かれたスマホ
海外旅行中にスマホが文鎮化したらどうなるか。可能性はゼロではないので、準備はしておきたい(写真:筆者撮影)
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次の1日は、純正アプリだけ使えた。つまり、写真や動画は撮れるし、地図を見たり、調べものをしたりもできる。しかし、SNSやAIは使えない。そんなわけで、この日はまるでただのカメラであるかのようにiPhoneを使った。それでも、だいぶ気持ちは落ち着いた。結局、他のアプリが復元されて使えるようになったのは、台中の街に戻ってからだった。

写真だけを撮れるようになってから撮った台湾南部の小島、小琉球での写真。やはり記憶だけでなく、記録にも残しておきたい(写真:筆者撮影)

対策は少ないが、取れるものは取っておきたい

今回は、プライベートな旅行だったし、通信回線を持った息子が一緒だったからダメージは最低限で済んだ。調べものなどは息子が行ってくれたし、息子のiPhoneのテザリングで、筆者のMacを使うことができた。

しかし、タイトなビジネストリップや、ひとり旅だったら、どうだろうか? 最悪の場合、どこかでスマホを買わないといけないかもしれない。

スマホのトラブルは一定の確率で発生する。絶対に壊れないということはない。また、旅行中に盗まれたりする可能性もある。

唯一の対策は、予備のスマホを持つことだろうが、それとて万全ではない。

筆者は自宅に昨年型のiPhone 16 Proを持っていたが、日々アップデートして本番機と同じ状態に保っておくのは難しい。また、電話番号にヒモ付く認証については両者で共有することはできない。本番機が動作しなければ使えない(物理SIMの時代は挿し換えることができたのだが!)。

iPhoneが文鎮化した後、なんとか純正機能だけ復活した翌朝、帰りの便が台風で欠航するというメッセージが届いた。慌てて連絡して、振り替え便を確保することができた。このメッセージを受信できていなければWWDCの取材に行けなかったかもしれない(写真:筆者撮影)

とはいえ、シビアな旅行については『予備のスマホを持つ』が唯一の対策だろう。古いiPhoneを一台は確保しておくのがバップアップ体制としては有効だろう。また、帰りのチケットやホテル、緊急連絡先などについては保険として、プリントアウトしておくのも有効かもしれない。また、物理のクレジットカードも持っていた方がいいだろう。

iCloudのバックアップを最新にして、主要アカウントの2段階認証の方法を把握しておこう。Apple IDの復旧方法も確認しておこう。何度もパスワードを間違えて、アカウントがロックされてしまうと事態がより悪化するが、iPhoneの生体認証で省略されているパスワードをあらためて入力しろと言われても覚えていないことも多い。

ビジネスの海外旅行や、ひとり旅が多い人は、時に「今、ここでスマホを失ったら、どうすればいいだろう?」と考えてみてほしい。重要な会議に向うUberが呼べなくなったら? 帰りのチケットを出せなくなったら? 考えを巡らせて備えることで、多少はダメージを軽減できるはずだ。

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