個人的な悩みで、人に言いたくない、友人や家族には頼みにくいことは意外に多いものなのです。
法に触れるような内容の仕事は受けませんし、たとえ法に触れなくても社会通念上断る場合もありますが、できそうなことなら引き受けていました。
「指定したホテルに泊まってほしい」という依頼の謎
面白かったのは「あるホテルに泊まってほしい」という依頼でした。
話を聞いてみると、そのお客さんが過去にそのホテルに泊まったとき、ものすごく嫌な接客を経験したというのです。それを第三者にも体験してほしいとのことでした。
つまり、自分の嫌な体験を誰かに共感してほしいというわけです。
まさか、そんなことにお金を払う人がいるとは、夢にも思いませんでした。
このように、便利屋さんというのは、世の中の思いもよらないニーズに気づかせてくれる、面白い商売なのです。

