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イントレプレナー(社内起業家)への挑戦はキャリアにもプラスになる。先人47人に学ぶ成長のジャーニー

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ビジネスパーソン
新規事業への挑戦はキャリアを切り拓く営みでもある(写真:Indeed/Getty Images)
  • 田久保 善彦 グロービス経営大学院特任副学長 教授
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彼らに共通していたのは、極めてシンプルな一点、「走り続けた」ことでした。

志が完成してから動いたのではなく、動きながら志を深めた。

十分な情報が揃うのを待つのではなく、仮説を握りしめ、検証し、修正し続けた。

最初から強固な布陣があったのではなく、孤独と向き合いながらも人を頼り、関係性を編み直していった。

挑戦者の成長は、常に「未完成な自分」から始まります。そして、次があるという意味では「未完成なまま終わる」とも言えます。

「志・行動様式・人的ネットワーク」の3要素は、順番に積み上げる階段ではありません。互いに影響し合い、循環しながら育っていくものです。志が言語化されるほど行動は研ぎ澄まされ、行動が加速するほど出会いが増え、出会いが増えるほど志が磨かれていく。

だからこそ、今の自分が「途上」にあることを恐れないでください。その不完全さこそが、前進している何よりの証しなのです。

「撤退」や「凍結」でも残るものはゼロではない

走り続けた結果として、新規事業が成功を収めれば、新たな収益の柱となるでしょう。しかし、たとえ「撤退」や「凍結」という結末に至ったとしても、そこに残るものは決してゼロではありません。

個人の成長、組織の学習、社内外に紡がれたネットワーク。真に回避すべきは、事業の失敗そのものではなく、「何を残すのか」を定義しないまま始め、定義しないまま終えてしまうことです。この点は、支援する立場の方々にこそ、ぜひ心に留めていただきたい点です。

事業の価値を「数年後の売上規模や収益」だけで断じてしまえば、現場の違和感を経営課題へと接続する回路や、次代を担う人材の育成といった、組織の「底力」となる価値を取りこぼしてしまいます。

経営が旗を掲げ、舞台を整え、失敗からの学びを既存事業へ還元する設計を貫く。その覚悟があってこそ、挑戦は一過性のイベントではなく、「組織の文化」へと昇華されるのです。

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