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弘南鉄道大鰐線「休止」発表でファン殺到の吸引力 「最悪の場合、死にます」看板はその一例

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趣のある夜の弘南鉄道 中央弘前駅(筆者撮影)
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翌日は、弘南鉄道の弘前駅から弘南線に乗車した。やはりこちらの方が、学生さんたちが多く乗車していて混んでいる。まずは終点の黒石まで行き、ラッセル車の取材をした。この日はちょうどラッセルの稼働開始日だった。弘南鉄道のラッセルは日本でも希少な鉄道省時代のラッセル車だ。今も現役で稼働しているのがすばらしい。

ラッセル車(筆者撮影)

「ラッセルは列車の始発前に動かさないとなりません。サラサラな雪なのか、重い雪なのかで運転の仕方も変わってくる。重い雪はスピードを出しても壁に向かっていくような重さを感じるので、その場合はスピードを出して雪に負けないようにします」

そう説明してくれたのは、弘南鉄道の五十嵐さんだ。

ラッセル車の車内(筆者撮影)

五十嵐さんがラッセル車を運転し始めたのは免許を取った翌年の2018年冬から。まずは通常の電車を運転しないと地形などがわからないので、それを1年体験してからラッセル車を担当した。

弘南鉄道は運転士が15名ほどいるが、みんなラッセル車を運転できる。大鰐線が休止になったらあちらの運転士はどうするのか? と尋ねると、弘南線に来たり車両整備をしたりなど、仕事はいくらでもあるとのこと。むしろ人手は足りないくらいだそうだ。

名物は「つゆ焼きそば」

取材を終えてから駅近くにある「すごう食堂」で「つゆ焼きそば」を食べた。ソースで炒めた太めの平打麺に和風だしをかけて食べる焼きそばは、見た目の色味ほど味は濃くなく、すっきりと食べられる。地元の名物がある町はいい。

黒石名物「つゆ焼きそば」(筆者撮影)

駅に戻るとしばらく列車がなく、寒い待合室で待つのはなあ、と思ったものの、一番近い喫茶店は歩いて15分ほどかかるという。

しかたなくまた同じ店に戻り、「黒石やきそば酒」というお酒を熱燗にしてもらって暖をとった。こういう行き当たりばったりも好きだ。まさに唯一無二の旅をしている感じがする。

【写真を見る】弘南鉄道大鰐線「休止」発表でファン殺到の吸引力 「最悪の場合、死にます」看板はその一例(19枚)

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