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2023年閉店した東急百貨店本店はなぜ渋谷駅から離れた場所に建てられた?東大推薦合格者が語る「知を広げる街の歩き方」

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2023年に閉店した東急百貨店本店
2023年に閉店した東急百貨店本店(写真:渋谷道玄坂公式サイトより)
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答え云々ではなく、まずは考えるタイミングを得ることが重要。考えれば、やがて仮説が生まれるからです。ちなみに私は仮説として「都心部の在来線グリーン車が指定席なら、本数が多すぎて切符の発券が大変」「遅延時の扱いが難しい」などを考えました。

誰もが見逃していることを見逃さない

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ここで取り上げた例は、それぞれトリビアでしかありません。「本郷三丁目駅が本郷2丁目にある」と知ったところで、生活の何が変わるでしょうか? 注目すべきは「それぞれの豆知識」ではなく、「視点を持ち、考えた過程」それ自体。

東大に推薦入学したというと、よく「どんな特別なことをやっていたんだ?」といわれます。ですが、私がやっていたのは、ここに書いたような、何の変哲もない「まち歩き」だけ。

そのかわり、どんな時でもさまざまなものを見ては、常に考え続けていました。地元に眠る様々な「?」を見逃さず、時には、実際に人々へ話をききながら、新たな問いを探してきました。

その体験が評価され、私は東大の学校推薦型入試(東大推薦)に合格し、いまでは現役東大生として学びを深めつつ、活動の幅を全国に広げながら、さらに思考の磨きをかける毎日を送っています。特別に時間やお金がかかるリッチな経験を積んだわけではなく、「誰もが見逃していることを見逃さず、理由を考え続けただけ」なのです。

「散歩」という何気ない活動の中ですら、考える姿勢をトレーニングできます。普段何気なく歩く地元の中にも、「物事を見る目」「考える姿勢」を磨く様々なヒントが隠れているはず。それらを磨ければ、より実践的な機会に応用していけます。研究、仕事、様々な生活上の営みで、視野を広げて鋭い質問や疑問を投げかけることができるようになるのです。

今回は、みなさんの日常や人生を彩ってくれる3つの視点をご紹介しました。これらを身につけて世界を歩いてみれば、意外と「退屈ないつもの景色」が全く退屈ではない面白みに溢れた存在だと気付けるはず。ぜひ、今日一つでも「?」を発見してみてください。

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