しかし、「これで一件落着」とはなりません。ネット上には高橋さんのいじめがなかったとみなすムードはなく、中山さんの発言撤回に「腑に落ちない」「火消しに必死」「圧力がかかったのか」などと疑念を示す声が目立っています。
問題はこの件だけではありません。パンサー・尾形貴弘さんも3日公開のYouTubeチャンネルで、ある先輩芸人について「最低な人間」「俺は大嫌い」「物としてしか思ってない」「愛とかがないと思う絶対」などと語ったほか、暴力をふるわれたことを明かしました。
こちらも多くの記事やコメントが飛び交い、「中山の相手がわかったから、あとは尾形だけ」という声もあるなど、ネット上では“犯人捜し”が続いています。
中山さんは現在45歳、尾形さんは49歳と、ともに芸歴25年前後のベテランでありながら、なぜ今になってこのような形での告発に至ったのか。長年バラエティの現場や芸人への取材を重ねてきた経験を踏まえて騒動の核心を掘り下げていきます。
「作り手が責任を追わない」アンフェアな状況
事の発端は、中山さんと尾形さんが配信コンテンツに出演したこと。これが2人の告発を引き出し、あっという間の拡散につながったのは間違いないでしょう。
テレビや新聞など以上に数字が明確に表れる配信コンテンツは、「まず大量の動画から選んでもらう」「次に短期間で再生数や再生時間を伸ばす」ことを求める傾向があります。
そのため、多くの作り手は「過激な企画を選び、出演者から毒のあるコメントを引き出す」という戦略を選択。中山さんと尾形さんが出演したコンテンツからも、作り手のそんなニュアンスが感じられました。
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【作り手の狙いをわかっているからこその発言だった?】
