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ライフ #再開発されない街

「新宿区なのに地味」「都民でも知らない人が多い」…新宿駅まで10分なのに再開発されない「昭和の風情が残る街」の"実態"

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中井駅前の様子
新宿駅まで電車で10分なのに再開発されない街はどんな街?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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斜面に戸建てが並ぶ(写真:筆者撮影)
高台エリアには比較的広い戸建てが多い(写真:筆者撮影)

台地はゆとりのある戸建て住宅街となっている。

台地と低地で景色が異なる理由

なぜ台地と低地で景色が異なるのか。街の歴史をたどると、その理由が見えてきた。

水の便がよく日当たりのよい高台では、古代から人が住んでいたと言われている。落合遺跡では住居跡や遺物が発見されている。

落合遺跡の一部である御霊神社。八の坂を上ったところにある(写真:筆者撮影)

時が過ぎ江戸時代、1657年の明暦の大火後、新宿区では被害のなかった牛込、四谷、市谷地域に武家屋敷や寺社が流れこみ、市街地がつくられた。だが、落合は近郊農村のまま。台地には畑、神田上水(神田川)と妙正寺川周辺の低地には水田が広がっていた。

明治末期から大正にかけて、畑や水田は姿を消していく。1904(明治37)〜1905年の日露戦争後、東京市街地の過密、地価の高騰により市街地から近郊へ人々が移住していたのだ。

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【関東大震災をきっかけに変化が訪れる】

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