大韓航空は神戸空港から関西空港へ向かう貸切バスを手配し、14時30分頃に神戸空港を後にした。スタッフは飲料水と軽食を搭乗客に渡すなど、サポート体制は充実していた。
貸切バスは4号湾岸線を通り、約1時間をかけて関西空港に到着。大韓航空のチェックインカウンターでは、神戸発仁川行きKE2172便の搭乗券を破棄した上で、新たに関西発仁川行きKE726便のチェックインが行われた。もちろん、航空便の変更に伴う追加費用は発生していない。19時30分過ぎに関西空港を無事に飛び立ち、何とか仁川空港で、カタール航空QR859便に乗り継げた。
大都市圏だからこそ2国際空港体制は必要
この日ほど、関西空港と神戸空港の2国際空港体制に感謝した日はない。まさしく、異常時における補完関係がスムーズに行われた好例だといえるだろう。正直なところ、自費で羽田空港へ移動し、羽田空港から仁川空港へ飛び立つ代替案も私の頭の中をよぎっていた。結果的に、関西空港発となり、神戸空港から関西空港へは60分で移動することができ、体力的にも楽だった。
ところで、2025年の神戸空港の国際化をめぐっては、関西空港の周辺自治体から「関空の発展を阻害するもの」として反対意見が聞かれた。しかし、今回の事例から少なくとも異常時における2国際空港体制のメリットは明らかだ。悪天候や自然災害などにより今後も関西空港、神戸空港どちらかの国際空港が使用不可能になることは十分に考えられる。空港の機能マヒにより、経済活動が停止することは避けたい。大都市圏での2国際空港体制は十分に意義があり、今回の体験から、具体的な事例を使ってメリットを強調してもいいように感じた。
