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クリスピードーナツが1931円→798円! 物価高に苦しむ消費者が熱狂する「食品の福袋アプリ」驚きの高コスパに潜む思惑

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Too Good To Go
1月に日本に上陸した「Too Good To Go」。リリース1週間で登録ユーザー数25万人を突破(写真:筆者撮影)
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筆者は実際に「Too Good To Go」を利用し、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の商品を購入してみた。

アプリの操作はシンプルだ。位置情報を基に周辺の店舗を検索し、在庫があればアプリ内で決済。指定された時間に店舗へ訪問し、画面を提示するだけで完結する。今回筆者が購入したのは、1596円相当の商品が798円で販売されているものだった。

店頭でスタッフが箱詰めしてくれた中身を確認すると、驚きの結果となった。定番の「オリジナル・グレーズド」やチョコ系ドーナツ、季節限定商品など計6個が入っており、これらを店頭価格で換算すると合計1931円相当にのぼる。「半額」といううたい文句を上回る、驚異的なコストパフォーマンスだった。

798円で購入できたドーナツ。店頭価格で換算すると合計1931円相当にのぼった(写真:筆者撮影)

ただし、このサービスには「中身を選べない」という制約がある。その日余ったものが詰め合わされるため、いわば“食品の福袋”に近い。好みの商品が手に入る保証はないが、何が入っているかわからないワクワク感がある。

この“福袋感覚”こそ、利用者をひきつける要因でもある。単なる節約ではなく、「今日は何が入っているか」というゲーム性や、掘り出し物を見つけたような満足感がある。SNS上でも購入品を投稿する利用者は少なくない。

他店舗でも利用してみたが、どの店舗でもアレルギーで食べられないものがないか確認があった点は安心材料だろう。

企業にとっても小さくないメリット

この仕組みで得をするのは消費者だけではない。企業側にとってもメリットは大きい。食品ロスは社会問題であると同時に、企業の収益を圧迫する「コスト」そのものであるためだ。

売れ残りを廃棄すれば仕入原価がそのまま損失となり、さらに廃棄処理費用まで発生する。いわば「利益を削ってゴミを捨てる」という二重の痛みを伴う。つまり、フードロスは「社会問題」であると同時に、「企業の収益問題」でもあるわけだ。

次ページが続きます:
【企業にとってのメリット・デメリット】

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