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ライフ #廃墟モールの経済学

「オープン8カ月で運営会社が破綻」「フードコートは銀だこ、丸亀、すき家などが撤退」…千葉の「やや廃墟なモール」盛衰の訳

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BIG HOPガーデンモール印西
「廃墟モール」が「やや廃墟なモール」になった理由とは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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約150区画が用意されていたが、オープン時点での出店テナント数は約130店舗。オープンから半年ほど経っても、約10区画が空いていた。郊外での大型店開発を制限する「改正まちづくり三法」の全面施行前の駆け込みによって大型商業施設が開業ラッシュとなり、テナントが不足していたのだ。

オープン当時のフロアガイドを開くと、現在閑散としている「駅前ビレッジ」にはコンビニやグロサリー、鮮魚店、レストランなどが出店していたものの、すでに6区画が「Coming Soon」や「催事」の表記になっている。その他のエリアにも、4つの空き区画がある。オープンした時点で、雲行きの怪しさがうかがえる。

また、競合環境も熾烈だった。2002年オープンの「ジョイフル本田」、2005年オープンの「牧の原モア」、2006年オープンの「イオンモール千葉ニュータウン」といった競合がひしめいていたのだ。

「BIG HOPガーデンモール印西」の対面に建つ「牧の原モア」(写真:筆者撮影)
ひと駅隣の千葉ニュータウン中央駅近くにある「イオンモール千葉ニュータウン」(写真:筆者撮影)

周辺に競合施設が多く、オープン当初からテナントが埋まっていなかったこと、現在でもテナントが埋まり切っていないことを考えると、この立地にこの店舗数の商業施設は規模が大きすぎたともいえる。

オープンから1年足らずで運営会社が破綻

追い打ちをかけたのが、「BIG HOPガーデンモール印西」を開発・運営していたミキシングの破綻だ。

ミキシングは「BIG HOPガーデンモール印西」のオープンからわずか8カ月後の2008年5月に民事再生法の適用を申請した。理由は、「BIG HOPガーデンモール印西」 の約半年後に京都府で開業した「ガーデンモール木津川」のテナント選定が難航し、資金繰りが悪化したためである。

「ガーデンモール木津川」2023年11月訪問時(写真:筆者撮影)

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【ネット上で「明るい廃墟」と呼ばれるように】

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