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元トヨタエンジニアが起業「リーンモビリティ」は次世代モビリティの「死の谷越え」を果たせるか?

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リーンモビリティの1人乗り3輪モビリティ「リーン3」がいよいよ今夏、発売へ
リーンモビリティの1人乗り3輪モビリティ「リーン3」がいよいよ今夏、発売へ(筆者撮影)
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だが、その後の国による超小型モビリティの規格化が進む中で、高コストなi-ROADが量産の壁を越えることはなかった。

話をリーンモビリティに戻そう。リーンモビリティのリーン3は、パッと見はi-ROADに似ているが、後輪駆動・前輪操舵である点が、i-ROADとはまったく違う。

確実に量産することを見据えて、リーンすることを変えずにシステム全体を新設計しているのだ。

リーン3の前輪(2024年取材時、筆者撮影)

台湾や日本のみならず、グローバル市場を見渡すと、ここまで大きくリーンするタイプの次世代モビリティは極めて珍しく、大量生産するケースとしては事実上、世界初となるだろう。

そのため、アーリーアダプターの個人が興味を示すのは当然であると同時に、CO2など温室効果ガスの排出量を開示するサスティナビリティ基準が、日本を含めてグローバルで適合される中で、特徴的なEVを導入したいという企業のニーズにも合致しそうだ。

“ハードウェアありき”ではないエコシステムの構築

ただし、次世代モビリティが普及するキモは、過去にあったさまざまな失敗事例を見れば明らかなように、“ハードウェアありき”ではなく、人の行動変容と意識変化をともなう社会全体の変革との“つながり方”をどのように構築するかにかかっている。

いわゆる「エコシステム」という領域だ。その観点で、リーンモビリティは「今後の展開予定」として、次のように発表している。

将来的には、車両から収集した走行データを統合管理プラットフォーム「LeanX」に集約し、料金最適化・車体機能の維持向上・OTAアップデートを推進します。

単なる車両販売にとどまらず、利用価値を起点とした「Car Lifetime Value」モデルへと進化し、都市交通のMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)化、自動運転モジュールの導入、ロボタクシー運用までを視野に入れています。

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こうしたエコシステムを実現するには当然、さまざまなパートナーとの連携は必須で、リーンモビリティがマネタイズに対するイニシアチブをどう取るかが、同社の事業成長に向けたカギとなる。

【写真を見る】元トヨタエンジニアが起業「リーンモビリティ」は次世代モビリティの「死の谷越え」を果たせるか?(4枚)

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